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林 孝匡
弁護士
むずかしい法律を
分かりやすく料理してます。
いまは【パワハラ】に特化
コンテンツは、こつこつと追加してます。

【5つの相談先】上司からパワハラを受けたらどこに相談すればいい?

こんにちは。
弁護士の林 孝匡です(プロフィール

ご質問をどうぞ。

上司からパワハラを受けてるんだけど、どこに相談すればいいのよ

無料で相談・解決できるところ、あるの?

ブラック企業を辞めて損害賠償請求したい!どこに相談するのよ!


主なところは、以下の5つです。

相談するところ
  1. 社内の相談窓口
  2. 労働局(行政がやってるところ)
  3. 労働委員会( 〃 )
  4. ユニオン(=労働組合)
  5. 弁護士

あなたの望み、
次の2つのうち、どちらですか?

辞めるまでは考えてないわ。パワハラを止めたいのよ

という望みですか?

それとも、

もう辞めます!損害賠償請求したいんです!

とブチギレてますか?

あなたのお望みに沿って、詳しく説明します。

6000文字を超えています。
保存してゆっくりご覧ください。

タップできる目次

はじめに

あなたに武器を届けます。

パワハラの基礎知識です。

読んで、知識武装しましょう。

さて、本題です。

どちらを目指す?

あなたの願望、
次の、どちらですか

  1. 辞めずに、職場環境を良くしたい
    〈会社はいいんだけど、クソ上司だけどうになかならんかな〉ってケース。
    〈会社ホワイト・上司ブラック〉
    ってヤツですね。
    ↓黒さにまだ耐えれるケース

2. 辞めて、損害賠償請求をしたい
もう会社を見きってるケースです。
〈会社ブラック&上司ブラック〉
ってヤツですね。
↓ いわゆる漆黒ケース

うーん、どうしようかなぁ。会社にいても未来はなさそうかも

まずは、あなたが

  • 辞めずに、職場環境を良くしたい?
  • 辞めて、損害賠償請求をしたい?

どちらを目指すのか、
見極めてください。

順番に解説していきます。

🔽 タップして、見たい場所へGo! 🔽

辞めずに、職場環境を良くしたい

辞めて、損害賠償請求をしたい

ソッコーで辞めたい方

辞めずに、職場環境を良くしたい

まずは、

会社は辞めたくないんですが、パワハラ上司を何とかしたいんですよね〜

って方。

まずは証拠の確保

大まかな流れは、

流れ
  1. パワハラされてることを証拠に残す
  2. 会社に申し入れる
  3. 会社の対応を証拠に残す
  4. 5つの相談先へGo

です。

まずは、
パワハラされてることを証拠に残しましょう。

パワハラを証拠に残す
  • いつ
  • どこで
  • 誰から
  • どんな経緯で
  • どんなパワハラ(具体的に)

メール・録音などの証拠を確保しておく

証拠がないと、カナリきついです。
証拠です。
コチラの記事を熟読してください。
【証拠9選】パワハラ上司&会社を訴えるために【ゼッタイ必要】

社内の相談窓口に相談

パワハラの証拠が確保できたら、

次に、
会社の相談窓口に申し入れて下さい。

○○さんからパワハラを受けてます。証拠はコレです。調査をお願いします

と申し入れましょう。

あなたの申し入れを、
会社は無視できないんです。

なぜなら、

パワハラ防止法で義務づけられたから
(2022年4月1日〜すべての企業に適用)

会社がすべきことは、以下の10個

会社がゼッタイにやるべきこと
  1. 「我が社はパワハラを許しません!」と周知せよ
  2. 「パワハラした奴には厳正に対処します」と周知せよ
  3. 「相談窓口はココですよ」と周知せよ
  4. 「相談者のプライバシーを守ります!」と周知せよ
  5. 「相談しても何の不利益もありませんよ」と周知せよ
  6. 相談窓口をキチンと機能させよ
  7. 相談があれば速やかに事実関係を確認せよ
  8. パワハラが確認できたら、被害者をレスキューせよ
  9. パワハラが確認できたら、加害者にしかるべき措置をとれ
  10. 再発防止策をとりたまえ

会社は、
あなた・上司、周りの人から事情を聴取して、
事実関係を確認しなければならないんです。

で、
パワハラが確認できたら、

アホ山くん

は!お呼びでしょうか!

今の部署から異動!

・・・・

やったー!

みたいな、
しかるべき措置をとらなければならないんです。

なので、
証拠を持って、

アホ山に【しかるべき措置】をとってください!

と申し入れましょう。

必読

パワハラ防止法は、あなたを守ってくれます

法律は弱いもんの味方をするんやない。知ってるもんだけに味方するんや。

ミナミの帝王 萬田銀次郎の言葉

知識武装しましょう!
【パワハラされてる人、必見】弁護士解説 |パワハラ防止法があなたを守る

会社がゼンゼン動いてくれないんです!のらりくらりかわして

会社自体がパワハラ体質なら、
動かないですよね。

その場合は、
会社の対応を証拠に残して下さい。

なぜ、証拠に残さないとダメなんですか?

労働局や労働委員会に相談にいったとき、
こう聞かれるからです。

申し入れたとき、会社の回答はどうでしたか?何か対策とってもらえましたか?

もし、会社に申し入れていないと、

まだ会社に申し入れてないんですね・・・。まずは会社と話し合ってみて下さい。対応がずさんであれば、再度、ご相談ください

と、門前ばらいされてしまいます。

パワハラ相談が激増で、忙しいのです。

(出典:令和元年度個別労働紛争解決制度の施行状況)

なので、
会社の対応も証拠に残して下さい。

会社の対応を証拠に残す
  • いつ相談したか
  • どこで相談したか
  • 誰に相談したか
  • どんな相談したか
  • 会社の回答はどうだったか
  • 何か改善してくれたか

メール・録音などの証拠を確保しておく

第三者に相談する前に、
必ずやりましょう

・パワハラされてることを証拠に残す
・会社の対応を証拠に残す

お次は、外部機関での相談です。

無料相談→無料解決

まずは【完全無料】で解決を試みるところです。

  • 相談無料
  • 解決手続きも無料

2つあります

完全無料
  • 労働局
  • 労働委員会

【解決手続き】とは、

労働局や労働委員会

会社さん、あっせん手続きに来てね〜

と呼び出してくれて、
↓ こんなことをしてくれます。

  • パワハラを行わないよう上司に指導する
  • あなたとパワハラ上司が接点を持たない働き方にする
  • パワハラ上司を異動させる

など提案してくれます。

職場改善を求める場合は
〈労働局〉か〈労働委員会〉での
手続きがオススメです
※ 損害賠償請求したい場合は、
弁護士かユニオンも選択肢に入ります

労働局

労働局は各都道府県にあります。

あなたが労働局に申し入れると、

・パワハラがあったか
・会社の対応がどうだったか

を調査してくれます。

証拠があるからこそ調査してくれるので、
証拠、チョー重要です。

で、

労働局

会社、これはイカンな

と認めてくれれば、
会社に指導してくれます。
※ 正式用語は【助言・指導】という手続き

もし、会社が指導に従わなければ、
労働局が会社を呼び出してくれます。
〈改善できませんか?〉と導いてくれます。
※ 正式用語は【あっせん】という手続き

メリット

・相談無料、解決手続きも無料
解決が早い
 あっせん手続きの場合でも、80%以上が、2ヶ月以内で終了
 原則1回で終了(ときどき2〜3回)

デメリット

・会社が無視すれば、試合終了(あっせんに参加する義務がないので)

無料】【早い!】
というのが最強のメリットですが、
会社が無視したらどうしようもないんです。

無視するような漆黒企業は、
・・・辞めるしかないですね。

仕事リスタート!

労働委員会

労働委員会も各都道府県にあります。
メリット、デメリットもだいたい、
労働局と同じです。

メリット

・相談無料、解決手続きも無料
 あっせん手続きもあり
解決が早い
 だいたい2ヶ月以内
 あっせんの手続期日が、1〜3回

デメリット

・会社が無視すれば、試合終了(あっせんに参加する義務がないので)

労働局と労働委員会、どちらに行けばいいですか?

名前もややこしいですよね。

私の見解

まずは〈労働局
→ もし、解決しなければ〈労働委員会
がいいかなと思います。

【理由】〈労働局〉への申立ての方がメジャーなため

無料相談→解決は有料

続いては、

相談はだいたい無料なんだけど、
解決を依頼すれば有料ってところです。

ユニオンか弁護士

ユニオンとは、誰でも入れる労働組合です。


会社に労働組合がない人のための
【駆け込み寺】のような存在です。

ユニオンも弁護士も、
動いてもらうとお金がかかります。
(相談は無料のところが多いです)

なので、

  • お金がかかっても構わない
  • 第三者の力を借りたい
  • 何としてでもその会社に残りたい
  • 上司を移動させるなどの措置をとってもらいたい

という強い気持ちがあれば、
ユニオン・弁護士をご検討ください。

パワハラでは基本、労働基準監督署は動いてくれません
労基が動いてくれるのは、労働基準法違反だけなんです。
※ パワハラは民法なんです(不法行為や債務不履行)

じゃー労基は、何をしてくれるの?

コチラにまとめています。どうぞ
労働基準監督署に駆け込んだら何してくれるの?動くケース・動かないケース

====

上記4つの機関を使っても
会社が改善しない場合、
どうしようもないですよね・・・。
クソブラック企業。

次の、辞めて損害賠償請求!
検討してみて下さい。

そのときにも、
証拠がいきてきます。

・パワハラされてることの証拠
・会社のずさんな対応の証拠

を残しておくと、慰謝料アップです。

なぜなら、

  • パワハラのひどさ、
  • 会社の対応のひどさ、

で慰謝料が上がっていきますので。

もしものときのために証拠を積み重ねておく。
法律戦争はコツコツです。

証拠がなければ、
↓ 裁判官にバッサリ切られます

裁判官

アナタは「殴られた、暴言を吐かれた」など主張するが、それを認定する証拠はないッス

うそん・・・

ですから

証拠、ゼッタイに集めましょう!
【ゼッタイ必要な証拠】パワハラ上司&会社を訴えるため【9つを厳選】

辞めて、損害賠償請求をしたい

続いては、
辞めて、
上司と会社に損害賠償請求をしたい方です。

ソッコーで辞めたい方は、コチラの記事をどうぞ。

無料相談→無料解決

労働局・労働委員会

損害賠償請求するときも、
労働局労働委員会を利用できます。

【完全無料】です。
相談無料、解決手続きも無料です。

あなたが

損害賠償請求したい!

と申し立てると、

どちらの機関でも
〈あっせん〉という手続きに入ります。
会社を呼んで、話合いの手続きです。

メリット・デメリットは
先ほどと同じです。

メリット

・相談無料、解決手続きも無料
・解決が早い
 だいたい2ヶ月くらい

デメリット

・会社が無視すれば、試合終了(あっせんに参加する義務がないので)

デメリットに追加があります。
低い金額で解決、というケースが多い
ってことです

数万円〜多くても数十万円くらいです。
※ パワハラの程度によって変わります
3ケタいくケースは、ほぼないと思います。
私が調べた中では見当たりませんでした。

↓ 労働局での解決事例です
(下記リンクのp.18をご覧ください)

↑ 50万、結構うまくいったケースかなと思います。
証拠を押さえていたのかな。
証拠があれば金額は上がります
がんばって集めましょう!

====

で、労働局の〈あっせん〉は、

労働局

ある程度、歩み寄りましょう〜

ってスタンスですね。
白黒ハッキリつける訴訟ではないので。

ただ、
パワハラの証拠をガッチリ押さえていれば、
会社に歩み寄らせることができます。

こっち来いよと。

あっせん委員が
あなたをプッシュしてくれるからです。
会社を説得してくれるんですね。

労働局

こんな証拠ありますし、会社さん。裁判になれば負けるのでは?もうちょっと金額を上げませんか?

と、あなたの肩をもってくれます。
あなたが集めた証拠のおかげです。

すると会社は

ブラック企業

まずいな〜。裁判になって弁護士を雇えば100万くらい軽く飛ぶやん。もうちょい金額を上げて、いま和解しとくか

となります。
会社はコスパで動くんです。

なので、

証拠をガッチリ確保してから、戦いに臨みましょう!

無料相談→解決は有料


(出典:ミナミの帝王)

労働局・労働委員会に行ったんですが、会社の提示する金額が低すぎて納得できません

という方は、ユニオンか弁護士への依頼を
ご検討ください。

ユニオン

メリット

・交渉の経験が豊富(労働問題が専門だから)
・働く人を助けるために活動しているので熱意がある
・強気の交渉ができる
 (証拠を確保してることが大前提)
・弁護士より安い

デメリット

・訴訟はできない(訴訟ができるのは弁護士だけ)

「◎◎(地名) ユニオン」で検索してみて下さい。

ユニオンの性格は、さまざまです。
妥協点を探して、やわらかに話合いを求めるところもあれば、強硬路線をとるところも。
強行路線は、プラカード持ってウォーみたいなw

相談は無料のところが多いです。
一度相談してみて、
相性の良いところに依頼するのが良いと思います。

弁護士

メリット

・交渉がまとまらなかった場合、訴訟もできる
証拠があれば、訴訟で強気にゴリ押せる
  =金額を引き上げられる

デメリット

・報酬がユニオンより高い
・訴訟になれば長い
  最低、1年くらいは覚悟が必要
  高裁に移れば、さらに半年以上。
  最高裁までのフルコースであれば、合計3年以上を覚悟

弁護士の探し方は、
これまでは

しかなかったんですが。

最近は、ネットで探すのが
当たり前の時代ですね。

↑【無料】で比較できます。
 相性の合う弁護士さんを
 心ゆくまで探せます。
 弁護士選びは、恋愛と同じ。相性です。

おしまいに

最後、まとめます。

まずは、あなたがどちらを目指すか。

・辞めずに、職場環境を改善したいのか?
・辞めて、損害賠償請求をしたいのか?

そこを見極めてください。

で、辞めて損害賠償請求をしたいのであれば、
・お金はかかっていいか?
・解決が長引く覚悟はできてるか?

なども考えて検討してみてください。

最後に言わせてください。
しつこくてスミマセン。

どんな手段をとるにせよ、
証拠が超重要です。
証拠があれば強気の交渉ができます。

証拠の集め方については、
⬇ コチラの記事をご覧ください

暴言などを浴びてるとツライですが、

この一言で、慰謝料が数千円〜数万円アップだ!と考えてください

そう考えれば、
ストレスも少しマシになると思います。

この記事を読んで、
これからの対策をたててもらえれば、
嬉しいです。

分かりにくいところや、 
こんなことを知りたい、
などあれば
〒 林へポスト に入れていただければ
嬉しいです。

あなたが、 
これからストレスのない仕事人生を歩めるように願っています。

林 孝匡
弁護士
むずかしい法律を
分かりやすく料理してます。
いまは【パワハラ】に特化
コンテンツは、こつこつと追加してます。
パワハラで悩んでる人に届けたいす
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